2012年4月11日水曜日

チャレンジ2

疲れの滲んだ顔と足を、だましだまし彷徨っていた。
喧騒のやまないこの大都会で彷徨うこと数時間。なんの当てもなく、足の向くままにふらふらと入っていった路地にその店はあった。  
 何かに引っ張られるように入店し、陳列された商品を物色。思考力が著しく低下した頭が言う。
「おつかれ。これ良いよね。今のお前にピッタリじゃない?」
 これが?
商品は疲労困憊、加えて正常な判断力を失った今の俺には十分すぎるほどに魅力的に見えた。
「ほら、これ使ってみ。」
 また声がする。
「疲れてんだろ?誰も見てないって。」
 本当に?誰も見てない?
「これ本当にすごいから。」
 いいのかな?こんなの使ってしまったら他のものが使えなくなったりしないか?いいものを知ってしまうと他のものでは満足ができなってしまう。人間とはそういものだ。だから先人はより良いものを求め、日本を引っ張ってきた。
 が、今の俺にそんなことはどうでもよかった。日本が何だコノヤロー
「さ、今日はお前すごい頑張ったよ。」
 俺?頑張った?そうか。そうだよな。
俺は何か見えない力につき動かされるように歩み寄る。あたりを見回す、ゴクリと喉がなる。店員からも死角になったここには今客もいない。
 やるなら今しかない。靴を脱ぐ、身を乗り出す。意識を手放す。



マッサージチェアー

2012年4月9日月曜日


 南禅寺から降りてきたら平安神宮が前方に見える。その左側。見た目がいい建物をバックに咲いた桜。

で、京都市動物園もある。動物園からも見える噴水をバックにした桜。

桜に埋もれた平安神宮雨の鳥居。

近くでも見たい。

鳥居を背に歩いて行くとこういう風景にも会える。


日本人の心。
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火サス

 地下鉄蹴上駅。上がって右ココから入る
 インクライン
 桜。咲き誇る刹那に散りゆく運命bとしって。













発電水道管。






































 でその脇を通ったらこんな道がかなり続く。右は水、左は断崖絶壁。結構気を遣いながら歩くことになる。
 この上歩きたくない?
 でもさくしてある。
 ちゃららっちゃらっちゃらーん。火サスのテーマしたいがころがるのにふさわしい 。らしい。
 ここもサスペンスの定番
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2012年4月8日日曜日

チャレンジ

 彼女と会うことは、前もって決まっていた。いろいろな情報を集め、話を聞き、その中から彼
女を選んだ。実物を見たことはなかったけど、話を聞く。写真を見せられたとき、こいつは手強いと感じた。同時にこれ以上はないと即決したと思う。


会うことに関してはいろいろな反応があった。
「良い子か?」
「どんな子だ?」
「いつからだ?」
「誰の紹介だ?」
「お金かかるよ。」
「気が荒かったりするんじゃないの?」
「お前はその子にだまされてる。」
「他人のものはよく見える。ただそれだけだ。」
 など、否定的な意見が多かったように思う。


そしてその日の前日。俺は出先から戻ると紹介者から電話があった。
「今。彼女連れて、車でそっち向かっているから。」
「ちょっと待て、あすじゃなかったか。」
「いや、もう向かってるから。」
 家はちょっとしたパニックに陥った。


家に着いた彼女は毛布にくるまり眠っていた。紹介者に抱かれ小さな体を預けていた。
一目見た瞬間に」庇護欲をそそられ、守ってやりたくなった。




ゴールデンのティアラ